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就寝のとき、敷き布団の代わりに、平らな板を用いると、寝ながらにして、一日のうち7~8時間を脊柱の矯正に利用でき、慣れるとかえって熟睡できます。
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称「木まくら」ともいい、硬枕は平床と併用しますが、これは特に頚椎の矯正を行います。
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平らな床の上に仰向けに寝、後頭部で両手を組む。
足首をできるだけ手前に起す。
魚が泳ぐように「く」の字に身体を左右に、素早くうねらせる。
●朝夕一回、各1~2分行う。
脊椎骨の副脱臼はだいたい矯正され、脊髄神経、交感、副交感神経の機能が調整されます。
また腹部臓器特に腸を生理的な位置にもどし、腸閉塞、捻転、癒着などを防止します。
腹痛のときは速効的な効果があります。 -
手足を体と直角になるように垂直に伸ばし、細かく振動させる。
手は肩幅に、足は腰幅に合わせ、足裏は床面と水平になるように。
●朝夕1回、1~2分行う。
全身の血液循環やりんば液の流通を良くし均等にします。
疲労回復に卓効があり、各種疾恵の予防回復に役だちます。 -
仰向けになって合掌し、足裏を合わせて、脚を前後に屈伸する。
終了後、合掌、脚を縮めたまま2~3分静止する。
●1回につき10回前後屈伸する。
からだの特に腰部、下肢の両側の筋肉や血管、神経が整合される回また骨盤内の腹部臓器の機能が鼓舞されます。
妊娠中これを実行すれば、胎児の発育を良くし、異常体位を正常にもどすのに役だち、安産になります。
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両肩を同時に上下させる。10回
頭を左に傾ける。右も同様。各10回
頭を前に傾ける。後ろも同様。各10回
左を向く。右も同様。各10回
腕を水平に伸ばし、左・右に顔を向ける。各1回
両腕を垂直に上げ、左・右に顔を向ける。各1回
6の姿勢のまま、両手を強く握り、ひじを水平に下げる。
7の姿勢のまま、ひじを後ろへ水平に引き、頭を反らす。
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背筋を真っ直ぐに伸ばした状態で、メトロノームのように左右に振子運動をする。
手は小指側を下にして膝に軽くのせる。
身体が左右に傾いたときにおなかを押し出し、真ん中にきたときに引っ込める。
●1往復を1回として1分間に50~55回、10分間で500回が標準です。
脊柱運動のみでは交感神経が刺激されて体液が酸性に傾き、腹部運動のみでは迷走神経が刺激されてアルカリ性に傾くので、両者同時に行なえば体液は中性になります。